【香南市】赤岡町を歩く 赤岡町編 その④ ※2020年12月撮
(※2020年12月撮影)
目次
赤岡町を歩く④
昨年12月、私たちが大変リスペクトしている赤瀬川原平先生もかつて歩いたと言われる江南市にある赤岡町を路上観察しました。
路上の神に当然のように絶対的に愛されている私たちは、当然天気の神にも愛されております。しかも、味方にまで付いておりますもので、路上と天気の神、両方の神の恩恵を受け、豊かすぎる冬空のもと絶好の路上観察日和となりました。
高知路上観察学会員フルメンバーで赤岡町を歩く。
しかも不審者のごとくニヤニヤしながら。
やはり、複数人で歩くと路上観察が何倍も楽しくなりますよね。楽しい理由はみんなの感性の掛け算がその瞬間瞬間に生まれているからなんです。つまり目線や視点、笑いのポイントが一致するからなんですね。そして緊張の緩和。路上観察にはすべての要素が詰まっています。
みんなそれぞれ違った見方をしているので面白い。
チームや仲間って素晴らしいですね。
赤岡町編過去3回にわたり同じような導入文を書いているのですが、まったく飽きませんね。
(※一応、匿名で活動しているので顔や姿は伏せさせていただきます。ご了承ください。)
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赤岡町を歩くその①、その②、その③
☆こちらも合わせてどうぞ
【赤岡町編1】
【赤岡町編2】
【赤岡町編3】
おっこう屋をあとにして
前回はおっこう屋とその周辺の「37」と書かれた朱色の消火栓のあたりで路地あたりで終わりました。再びおっこう屋の素敵外観を見てもらって、おっこう屋からスタートです。
それでは書いていきます。菩薩様のような寛容なお心でどうぞよろしくお願いします☆
おっこう屋
◾️おっこう屋外観
店先に商品が並んでいます。やはり雑多でカオス。最高ですね。カオスという言葉は直訳すれば「混沌」という意味でこのお店の外観はまさに混沌なのですが、私が使う「カオス」は「狂ってるし、それがイケてるよね」という意味が含まれています。「いやぁロックだね」と同じステージかもしくは少し上のテンションで「カオス」は表現されます。この写真の場合、「カオス」の方が表現としてしっくりくるのではないでしょうか。
結論、おっこう屋は最高にカオスなのです。その節はありがとうございました。
【おっこう屋】
少し南へ
◾️渋っ件
おっこう屋から対岸にある渋い物件。一軒家ででしょうか。空き家でしょうか。人が住んでいる気配が感じられませんでしたが、かっこいい渋っ件ですね。
毎回書きますが、「渋っ件」とは私が思いつきで作った造語で、そんな言葉はこの世の中には存在しませんが、解き方は「渋い」+「物件」=「渋っ件」という方程式になります。
声に出して何度も言いたくなりますよね「渋っ件」
みなさまもぜひ使ってください☆
山本鮮魚店
◾️山本鮮魚店
こちらは鮮魚店。自宅兼お店のようですね。
かっこいいですね。玄関、そして上部のベランダ部分の茶色いタイルがいい味出しています。
カフェー建築っぽいのですが。渋っ件ですね。
◾️山本鮮魚店②
お店の中です。秤(はかり)が段々と置かれています。いいですね。好きな置き方です 笑
「ヒラショウサンマ」「さんまの..」「ぎょれん」と書かれた箱の上にレイアウトされています。しかしレイアウトのセンス最高ですね。
私は路上観察狂いなので、あいにく秤についての知識はありませんが、私なりに秤について調べました。これを機会に「秤について深掘りするチャンスが訪れた」と言っても言い過ぎではありません。自分とは無関係なトピックに対し知識を入れるという行為は一見、無駄に思えます。が、その無駄は決して無駄ではなく、確実に自分の一部になります。人生、いつどこでチャンスが訪れるか誰にも解りません。神様でさえもそのタイミングを教えてくれません。
チャンスは自分から取りにいく。
秤とは、物の重さや質量を測定する器具である。重さや質量を測るための道具であるが、同時に密度が一定の物質の場合は、そこから体積を計算によって求めることも可能な道具である。 一般的に秤には天秤ばかりとばねばかりの二つに分けられるが、そもそも両者は「何を測るか」が異なる。(wikiよりコピペ)
秤についてググり、wikiり、SNSやYoutubeなどで鬼調べた結果、秤とはデジタルとアナログの2種類がこの世に存在している。という事実。
私は秤についての知識を得たばかりか、秤の流通を知り、秤ビジネスまで知ることができました。今となっては私は秤について「誰にも負けない熱量を注げる」というスキルと学びを手に入れました。ありがとうございました。夜中まで起きてこの文章を書いている測り知れない私の努力。さぁ、私と一緒に秤事業を立ち上げましょう。次はあなただ。
◾️山本鮮魚店③
さて秤ビジネスのシナジーマップを描いたところで。正式な玄関ですね。正式な入り口ですが、引き戸の奥は箱や荷物であふれていておそらく、ここから出入りすることができません。この構造だったらお店の方から出入りするんでしょう。きっと。たぶん。私だったらお店の方から入ります。
◾️山本鮮魚店④
Amazonの箱の上に山北みかんの箱。笑っていますね。得てしてそうなってしまったような、路上観察的でいて好きな作品です。まさに王道ですよね。作者に「さすが。素敵っスね」と花束を送りたいですね。
自転車
◾️空き地にチャリンコ①
おっこう屋からほどなく南に進んだエリアに空き地。空き地に放置されているのか、はたまた駐輪しているのか。写真手前の一台はボディーが錆び付いていて投棄されているようにも見えますが。2台のチャリの奥には畑が広がっています。
◾️空き地にチャリンコ②
少し角度を変えて撮影。先ほどの写真について書いた文言を脳内でコピペしていただいてかまいません。だいたい同じことを書いてプラスアルファ補足ですね。補足としては、手前のチャリンコには「Makita」と書かれた何かが装備されています。荷台にブーシート。とはいえ、チャリンコよりも写真奥に写っている歩道橋が気になりますよね。よく見れば、写真左手の物件には「臭突」も見えるし。チャリンコなんて取り立てて、なんてことないトピックだし放置されていることなんてどうでも良くなってきました。このチャリンコに注目してしまった私のクソみてェなセンスをどうかお許しください。...いやしかし、ヤバいチャリだな...
東野商店
◾️はきもの・衣料 東野商店
お店件自宅。
ささやかな路上園芸。
装テン。
2階屋根部分に室外機。
東野商店。
この物件の特徴としてはざっとこんなところですね。先に急ぎます。
渋っ件
◾️渋っ件
渋いっすね。外観は全部タイルが施されています。モダンでかつカフェーっぽい建築です。かっこいいです。「きれいな外観してるだろ。ウソみたいだろ。住んでるんだぜ。(たぶん)それで・・・大したキズもないのに、ただ、ちょっと立地がいいだけで・・・もう、路上観察されるんだぜ。ウソみたいだろ」
振り返り
◾️来た道を振り返る
いい感じですね。私は来た道を振り返るのは好きです。大事なことだと思っています。
時間は未来に向かってのみ進んで行きます。過去は決して振り返らない。時間に抗うのはナンセンスですが、一旦、立ち止まる時間も当然必要です。歩んで来た道は複数に枝分かれし、どの道を選んでも、その先の未来を選ぶ自由と権利があなたにはあります。
なりたいものになるのはその道を選んだあなた自身です。未来は開かれています。あなたにとっての最善の道をどうか歩んで行きましょう。
人生は誰もが選べる。より良い選択を。
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赤岡町関連書籍
【犬も歩けば赤岡町】
まとめ
赤岡町編その④いかがでしたでしょうか。
歩いた当時の風景を思い出しながら書いていますので、若干記憶が薄れている部分もあります。とはいえ、記憶をフル回転させて思い出して書いています。
楽しく、モラルとルールを守り、ニヤニヤかつキャッキャしながら路上観察できたと記憶しています。複数人で歩くとやはり目線や視点が増えます。それだけ発見や気づきが多くなるということですね。路上観察には毎回学びがあります。
グッド物件を収めつつ、さらにディープになっていきます。寝る間を惜しんでがんばって書きます!引き続き赤岡町編お楽しみください。そしてよろしくお願いいたします。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
また更新いたします。
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高知路上観察学会